ショッピングクレジットやクレジットカード、オートローンといったいわゆるクレジット商品は立替払いによって成立しています。立替払いとはクレジット会社が会員に代わって、商品代金を加盟店に立て替えて支払うことから呼ばれています。簡単に言えば会員はクレジット会社に借金をすることになります。クレジット会社にとってあなたはまったく面識がない人ということになりますが、そのあなたに高額な金額を立て替えることができるのはなぜでしょうか。その答えは「クレジット」という言葉にあります。
クレジットには信用という意味があります。物的な担保なしにお金を立て替えることができるのは、クレジット会社があなたを信用するに足りると判断したからなのです。なぜ信用できると判断したかというとクレジットを申し込むときに審査をした結果です。すべてのクレジット商品では必ず審査が行われています。この審査を通過した人だけがクレジットを利用できるのです。
広い意味では消費者金融もクレジットの一種です。消費者金融会社の中には社名にクレジットという言葉が含まれる会社もあります。日本では無担保で貸付したり、立替払いしたりすることを大きくクレジットと呼んでいるのです。つまり不動産を担保にした住宅ローンなどはクレジットというカテゴリーには含まれません。クレジットヒストリーという言葉がありますが、これはクレジットの利用実績という意味です。このクレジットヒストリーには住宅ローンの実績は含まれていません。同様に税金や公共料金の支払もクレジットカードで決済しない限り、クレジットヒストリーとして個人信用情報機関に登録されることはありません。
クレジットでは具体的に何が信用として判断されるでしょうか。それは単純に遅れないで支払を続けているという利用実績にほかなりません。そのためクレジットを利用している間は常に支払を遅延しないように気をつけておくことが大切です。この信用は審査を通過するために必要なものではありません。審査を通過して利用をしていく上で必要なのが信用なのです。せっかく審査を通過しても信用を失って一括で請求されることがないように気をつけましょう。
日本ではクレジットといえば信販会社が取り扱っている金融商品のことをいうのが一般的です。そのため信販会社はクレジット会社とも呼ばれています。信販会社のさきがけは日本信販(現三菱UFJニコス)ですが、現在三菱UFJニコスでは信販行は取り扱っていません。すべて同じ銀行グループのジャックスに譲渡しているのでクレジットカード発行専業となっています。そのため信販会社と呼べるのはオリエントコーポレーション、ジャックス、セディナ、アプラス、ライフといったところでしょう。セントラルファイナンス、クオーク、国内信販は合併などでそれぞれセディナ、楽天KCとなりました。数が多かったクレジット会社も適正な数に落ち着いてきたといえるかもしれません。
クレジットカード会社はキャッシングで利益を出すことが難しくなっています。貸金業法が改正されてから貸付が制限されているので、金利引き下げ以上に貸付の対象者が激減していることが理由です。そのためカードショッピングの売上を伸ばすことが急務です。
クレジットカード会社では提携カードよりもプロパーカードの発行枚数を増やすことが売上の安定に結びつきます。提携カードでは提携先の都合で、いつ取引がなくなるかわからないからです。その点、プロパーカードは提携先に左右されないので会員数が多いほど利益も安定するのです。
最近発行されているプロパーカードは今までにはないようなサービスを特化したものが増えています。こうして会員層を広くすることで利益の安定化を図っているのです。
