クレジットカードとは

クレジットカードはいまや消費生活に欠かすことができないものとなっています。日本では利用率は低いといわれていますが、それでも後払いサービスがなければ、消費はもっと落ち込んでいるでしょう。特に経済成長期にこのシステムがあったことは景気に大きな影響を与えているはずです。それまでは高額商品はお金を貯めてから出なければ買うことはできなかったからです。こうしたクレジットシステムの中でも、クレジットカードは繰り返し利用できるという点でショッピングクレジットなどよりも手軽に利用できます。ここではクレジットカードの仕組みなど基本的な解説をしています。

クレジットカードのしくみ

クレジットカードでショッピング利用するときの流れは、まずカード加盟店で買い物をする必要があります。カードは加盟店以外では利用できません。持っているカードのブランドが表示されているお店で買い物をしましょう。利用方法は現金で支払う代わりにカードを提示して伝票にサインをするだけです。そのクレジットカードが利用できるかどうかをチェックされますが、端末機を利用するケースがほとんどなのでそれほど時間はかかりません。

加盟店で作成したカード伝票がカード会社に送付されると、会員の代わりに利用代金を加盟店に支払います。これを立替払いと呼んでいます。立替払いをしたカード会社は会員に分割や一括で請求をするというのがクレジットカード利用の流れの基本です。

クレジットカードの支払方法

クレジットカードには一回払い、分割払い、リボルビング支払、ボーナス払いといった複数の支払い方法があります。いずれの場合も銀行口座からの自動引落が基本です。支払日はカード会社によって決められていて、ほとんどの場合変更することはできません。例外として三井住友VISAカードは26日か10日のどちらかを選ぶことができ変更も可能で、SBIカードは自由に支払日を選ぶことができます。ただしSBIカードで登録できる金融機関には制限があります。

支払い方法の中で分割払いとリボルビング支払では会員手数料がかかります。つまり分割で支払う場合に手数料がかかるのです。分割で支払うことができる権利を「期限の利益」と呼んでいますが、3ヶ月以上支払を遅延すると期限の利益を失って、一括請求されることになるので注意しましょう。

クレジットカードの種類

クレジットカードの種類にはいろいろありますが、大きくプロパーカードと提携カードに分けることができます。カードとしての機能はまったく同じですが、サービスがクレジットカード会社だけではなく提携企業も提供しているのが提携カードです。本来はその提携企業がカードを発行すればいいのですが、発行をするためにはシステムと人件費に多額の金額が必要です。それよりはもともとカード発行を事業としている専業会社に委託したほうが経費がかからないのです。

クレジットカードは系列別に分けることもできます。銀行の子会社が発行している場合は銀行系カードと呼ばれています。もともと銀行が直接カード発行できなかったため、専業のカード会社を設立したのが始まりです。今では直接発行が可能ですが、すでにひとつの企業として成り立っているので、いまさら子会社をなくすというわけにもいかないようです。信販系クレジットカードはその名のとおり信販会社が発行しているカードです。ほかにも流通系、交通系、オイル系、メーカー系といった分類がされていますが、クレジットカードの基本機能に変わりはありません。付加的なサービスの多少の違いがあるのです。系列そのものを気にする必要はなく、利用できるサービスだけを考えてクレジットカードを選ぶといいでしょう。

クレジットカードのメリット・デメリット

クレジットカード会社に勤務していたから言うわけではありませんが、システムそのものにデメリットはありません。多重債務の原因になるとも、金銭感覚が麻痺するとも言われていますが、それはカードの特性というよりも利用する側の問題だと思います。多重債務になる人はクレジットを利用していなくてもなるのです。もともとその人に存在している買い物依存やギャンブル依存を引き出すきっかけに、クレジットカードがなっているのかもしれません。いずれにしても貸金業法の改正や割賦販売法の改正で、多重債務に陥るほどクレジットカードを無制限に使うことはできなくなったので、利用する側にとっては逆に安心できるかもしれません。

一方でメリットを数えるときりがありません。キャッシュレスで買い物ができるので、現金を持ち歩くことがなく、ATMへいってお金を引き出す手間もありません。盗難保険がかかっているので現金よりも安全に利用できる大きなメリットです。さらにクレジットカードのメリットはその提供されているサービスにあります。ポイントプログラムで利用金額の一部が還元され、海外旅行傷害保険などの付帯保険では保険料の節約ができます。流通系のクレジットカードなどでは割引サービスなども提供されています。しかも年会費無料のカードで一回払いを利用していれば、一切お金がかからないというのも魅力の一つです。

クレジットカード一口メモ

クレジットカードの還元率は利益の中から還元するので自ずと還元率には限界があります。一般的なプロパーカードの還元率は0.5%です。100万円利用しても5000円しか戻ってこない率ですが、これは日本のクレジットカードの利用が1回払いを中心としているからです。

1回払いではカード会社には手数料収入がありません。加盟店手数料が唯一の収入源となります。リボルビング支払専用カードの場合は手数料収入が見込めるので還元率を高く設定できるのです。また海外発行のカードは支払方法がリボルビング支払に限定されているので、日本よりは会員手数料による収入が見込めます。

その代わり海外の加盟店は加盟店手数料が軽減されています。そのためクレジットカード決済に積極的なのです。日本では1回払いの利用が多いことで、加盟店手数料を引き下げることができないのです。日本のクレジットカード利用率が先進国中では低い位置にあるのはこうした背景があるからです。

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